鉱物由来と植物由来
人が食することができる珪素の基原料には、大きく分けて鉱物由来と植物由来の2種類があります。鉱物由来とは、水晶や石英などの鉱物を基原料として作られています。植物由来とは、籾殻やスギナ、サトウキビなどの植物を基原料として作られています。
植物由来であれば安全性が高いと認識している人がいますが、植物由来=安全ではなく、重要なのは結晶構造です。
結晶構造の非晶質(アモルファス)と結晶性
珪素の結晶構造には、非晶質(アモルファス)と結晶性があります。
非晶質(アモルファス)の珪素は、野菜などから接取するミネラルと同じ栄養素として、体内に吸収される珪素です。一方、結晶性の珪素は、体内に入ると有害であるという発表が出ています。つまり非晶質(アモルファス)が安全だということです。
鉱物由来、植物由来の珪素でも結晶性のものはあるので、重要なのは非晶質(アモルファス)であるというエビデンスをその素材自体で取得していることです。
食品衛生法で定められた珪素含有量
珪素は食品として配合できる量が食品衛生法に定められています。
食品衛生法では、二酸化珪素(SiO2)で2%以内と規定されており、この数値を珪素に換算すると0.93%、すなわち9,300ppm以下となります。
最近では、10,000ppmやそれ以上の珪素含有量を謳っている珪素素材をみますが、食品としては適していません。
マークの無断使用や提携について
自社の製品を販売するために、当学会の認定品マークや学会マークを無断に使用したり、提携先として当学会名を販促物に記載する会社が増えております。 当学会での企業様との提携においては、推奨品や承認品に限り行っております。
珪素含有量について
珪素商品の選び方と法律で定められた珪素含有量について
当学会では、これまで珪素の人体への機能性に関わる多くの学術発表が行われてきました。現在では多くの珪素商品が販売されていますが、それぞれ異なった製造方法で作られています。また国内で作られた物だけではなく、韓国製や中国製の商品も販売されています。当学会で研究発表されている珪素素材は国内産の石英を使用した鉱物由来の安全性や機能性が確立された一部の珪素素材だけを使用しています。